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趣意書

こがねいピースアクション2015 趣意書

                   

 

安倍政権は今、「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法整備」という名目で、ずっと禁じてきた集団的自衛権による武力行使を可能にするとともに、世界のどこでも自衛隊が他国軍の戦争に協力できるようにする、といった一連の法案を今夏までに成立させようとしています。

 

もう二度と戦争をしてはならない――。

 

私たちは、日本国憲法の前文と9条で平和国家として生きることを世界に誓ってきました。

 

隣国とのあつれきを生んできた歴史認識問題を解決する努力を見せようともせず、隣国の軍備増強を理由にした法整備と、日米安保条約の事実上の改定は、本当に私たち国民の安全を守るものなのでしょうか。

 

かりに法案が成立すれば、70年という時間の中で築き上げてきた「平和国家」という像は、大きく変貌し、世界の人たちの日本への視線も変わってくることでしょう。

 

 私たちは、これまで私たちが暮らす小金井で、「ピースパレード」や「平和の日・市民イベント」を一緒に取り組んできました。そして今、安倍政権の危険な「安全保障法整備」に対しても、地域から「反対」の声を上げようと思います。「沈黙」や「傍観」は、賛同と受け取られかねないからです。

 

 小金井市議会は今年3月の定例会で、安保法整備ではなく憲法を生かした平和外交を求める意見書を採択するなど、これまで3度にわたって同趣旨の意見書を政府や国会に提出してきました。

 

 私たちは、市民の知恵とアイディアとエネルギーを持ち寄り、多様な活動を共同で繰り広げる《こがねいピースアクション2015》に取り組むことを決めました。

 

 未来に生きる子どもたちに「平和な社会」を引き継ぐという責任を果たすために――

 

 後から振り返り、「なぜ自分はあの時声を上げようとしなかったのか」と悔まないために――

 

 私たちは、私たちの暮らす場所から「大きなうねり」を生みだそうと決意しています。

 

 

 

 

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